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男子やり投げ、元気・ディーン自己新記録で2位

7月22日、ディーンは2投目に72.78mを投げて予選通過(予選通過記録71.50m)。決勝は翌日の夜20時20分から開始。自己記録74.06mを大幅に破る76.44mを4投目に投げて2位。ディーンは、「この日は日本デ―!その流れを作ったのが戸部の走り高跳び3位。その直後、今度は阿部が400mhで2位になって刺激されました。」阿部の快走から10分後、ディーンの男子やり投げ決勝が開始。1回目68.68mを投げた直後、巨漢のドイツ選手が82.52mの大台を投げた。ディーンはかれと気軽に言葉を交わしながら、ショックを受けた様子もなかった。2投目に73.16m,71.80mを投げて難なく3位予選通過。ベスト8位の4投目に76.44mを投げ、そのまま逃げ切った。

―試合の感想は。
ディーン―調子は良かったので77〜78mを目標にしていましたが、ほぼその記録も達成。まさか2位になるなんて!最高の気分です。

―戸部、阿部選手らの活躍がイイ刺激になった。
ディーン―戸部のジャンプでイイ流れができ。ぼくらがウォーミングアップをしている目の前で、阿部が激走して2位でしょう。ぼくもイケイケモード。

―どのようにしてジュニア世界選手権に調整してきましたか。
ディーン―日本選手権前、4週連続して試合が続いたので、その後、世界ジュニア1本を目指して、特に、助走にスピードを付ける練習を重点的にしてきました。

―村上選手の持つジュニア日本記録にあと10cmと迫ったが、日本記録を狙っていましたか。
ディーン―知っていましたが、まだ、今シーズン記録を破るチャンスはあると思います。今大会も、前半は腕で投げていたので、後半は助走のスピードを生かして、リズムと身体全体の流れを生かした投げた方に微調整したのが良かったです。

 
(10年月刊陸上競技9月号掲載)
(望月次朗)

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