shot
 
NEWS
陸連よ!なぜ、選手の競技以外の収入から5%を巻き上げるのか?!

6月、日本陸連は鳩首会談の末、「強化指導選手がCM出演など競技以外の収入活動をした場合、原則として収入の5%の協力金を撤収する制度を導入した」と発表した。

昔から「濡れ手に粟」とか「上納金」とか言われるが、汗ひとつもかかない「脅し」だけで金集めするのはヤクザと少しも変わらない。

これに選手が反発した!と言う記事が目に付いた。反発しなけれ選手もアホだ!だれが反発したかは知らないが、権利を明確に主張する少しはマシなのもいるようだ。

この巻き上げ協賛金は、「ジュニア育成」にモットもらしく運用する趣向と言うが、人気の薄い陸上競技に追い討ちを掛けて、「夢」をぶち壊すような制度を掲げるとは貧相な想像力だ。

今はどうかしらないが、陸連本部から地方大会の競技会、レースなどで「地方回り」する時、ゴルフ接待を受け、帰りには包まれた「お車代」など、時代錯誤の風潮も酷くそのまま残っていた。

外国の選手には高額な出場料、賞金 (IAAFでGPのクラスによって出場料金、賞金があるていど規定されている) が支払われていながら、日本選手には渋々数万円程度しか払っていないのが現状だ。

貰うもの、取れるものは取り、口、脅しは掛けるが、出すものは舌も出さないガメツさ、体質は困ったものだ。

トップ選手よ!待遇改善、出場料金を外国選手並に要求してみたら?その結果如何で、ムロフシ、タメスエ、アサハラ、サワノ、タカハシ、ノグチ、フクシ、ハナオカらは、一致団結して秋のヨコハマGPをボイコットすべきだ。

五輪優勝者、世界選手権メダル獲得者らは、何億円とガッポリ稼ぎ、次の世代に夢と希望を与えて欲しい。

突然変わった、ヘルシンキ代表選考をめぐる選考基準

代表選考で揉めるのは、日本陸連のオハコだ!

この起こりは世界選手権参加標準記録Aを突破していた大森選手が男子1万メートル代表に漏れたことについて、くろしお通信の松浦忠明監督が、陸連の選考方法が選考基準と異なっているとしての抗議をするとか。

そもそも陸連の基準では、A標準突破、日本選手権で入賞した選手を、B標準突破で日本選手権優勝の選手より優先して選考するとしていたが、陸連側は日本選手権の結果を最優先した。

気ままに選考基準を変えたのは、混乱と陸連不振(相当に手遅れだが・・・)を自ら招くだけ。

「ヤッチャあ〜いられない!」と、大森、松浦監督らの声が聞こえそうだ。怒るのも無理はない。

大森選手は日本選手権で2位だったが、A標準記録(27分49秒00)を突破する27分43秒93の記録を持っている。

通常なら、大森は日本でただ一人のA標準記録突破者、日本選手権2位の実績で文句無しに代表選考されるはずだが、優勝、B標準記録(28分6秒00)を突破した三津谷選手が選考された。

選考基準を覆して、事後の処理で済ませることではないだろう。

(望月次朗)

Copyright (C) 2005 Agence SHOT All Rights Reserved. CONTACT