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世界選手権優勝者コメント vol.2

男子1500M -Men's 1500M
ラシド・ラムジ Rashid RAMZI (バーレン)

「800,1500mの2種目制覇を狙うのは初めて。アテネ五輪は失敗した。その反動として、今季最大の目標は世界選手権優勝を掲げた。イチャム・エルグルージュが欠場したので、決勝進出の選手全員にチャンスがあると思っていた。スローペースで始まり、タクティカルなレース展開だった。最後のスパートに自信があったので、早めに仕掛けたのが成功した。まずひとつの目標を達成できた。」

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女子1500M -Women's 1500M
タティヤナ・トマショワ Tatyana TOMASHOWA (ロシア、01−07‘75、168cm、58kg)

「パリに続いて2連勝できたのは最高です。最後の50mで勝てると思って一生懸命走った。ロシア勢の誰が優勝しても不思議ではない。でも、チーム戦法は取らなかった。かなり早いペースで行ったが、ペースが上がり下がりはなかった。わたしは最後のホームストレッチに備えて力を貯めていた。それまでは勝つとは思わなかったが、気持ちよく走れていた。パリで勝った時、帰国してから大歓迎を受けて驚いたが、今は慣れました。」

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男子5000M -Men's 5000M
ベンジャミン・リモ Benjamin LIMO (ケニア、23−08’74,178cm、65kg)

「6年前、ゴール手前で抜かれて優勝を逃した悔しい思いがある。やっと勝てた。ケニアのために1勝したことを誇りに思う。誰が勝ってもおかしくないスローペースの展開になったので、最後の2周目になるころ、優勝の可能性が見えてきた。最後のスパートには自信がある。エチオピア勢が揺さぶりをかけてこなかったし、残り2周目になっても、ぼくは殆ど疲れを感じなかった。大会中、3人の娘のあとに長男が生まれたので、ヘルシンキと名付けたい。」

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女子5000M -Women's 5000M
ティルネシュ・ディババ Tirunesh DIBABA (エチオピア、01−10‘160cm、47kg)

「レース前、エチオピア選手が交代で先頭を走る作戦を立てた。そして最後にスプリントで勝敗を決める予定だった。上位4位までエチオピア選手が独占して大変に嬉しい。これでエチオピアのメダル獲得が史上最高になったし、姉も銅メダルを獲得したのは大変に嬉しい。選手権大会なのでタクティカルなレース、スローペース展開を予想したが、中盤で中国選手が飛び出したのでペースが上がったので大会新記録になった。」

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男子10000M -Men's 10000M
ケネニサ・ベケレ Kenenisa BEKELE (エチオピア、13−01’82,160cm、54kg)

「神様、ありがとう。やっと勝ちました。カムバックできました。練習中に突然最愛のフィアンセを失い、数ヶ月も走ることもできず、”なぜ死んだのか?”自問を繰り返してきた。大会に向けて練習もまともにできなかった。今日は大変に疲れた。大会前から、2冠は練習不足で諦めていました。ぼくはまだ若いので、これからなんどもタイトル獲得チャンスはできるので欲張ることは辞めた。5000mで弟が出場するので応戦します。」

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女子10000M -Women's 10000M
ティルネシュ・ディババ Tirunesh DIBABA (エテチピア、01―10‘85,160cm、47kg)

「エチオピアが上位独占して大変に嬉しい。最後のスプリント争いになればわれわれは強い。2年前の世界選手権で優勝して才能があると思ったが、従姉妹のデラルツ・ツルのように強くなると思わなかった。わたしはまだ若いので、故障しなければこれから5回ぐらい五輪出場ができそうな気がします。トラックの世界記録への挑戦、来年のクロカン2冠優勝など、やることが沢山あります。史上初の5000mの優勝は、わたしにはわかりません。神のみぞ知る。」

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男子マラソン -Men's marathon
ジャウード・ガリブ Jaouad GHARIB (モロッコ、22−05’72,167cm、60kg)

「連勝が掛かっていたので、前夜は殆ど眠れなかったほどナーヴァスになった。1800m〜2000m高地練習を十分に消化して調整は完璧だった。25kmでスパートしたが、足は疲れなかったが腹痛を起こした。29km通過した時点で勝つ自信が生まれた。アテネではオーヴァートレーニングで自滅した。これで大会連勝は二人目。順調ならば大会初の3連勝、さらに北京五輪優勝を目指したい。嬉しいことに、イチャム・エルグルージュが真っ先に電話を貰ったのは嬉しかった。」

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女子マラソン -Women's marathon
ポーラ・ラドクリフ Paula RADCLIFFE (英国、17−12‘73 173cm 54kg)

「念願が叶って優勝、ホッとしました。この優勝は特別なもの!最高の幸せ!調子は良かったので勝てると思ったが、優勝が現実となって安堵しています。昨年のアテネとは全くに違って調整が順調、体調は完璧であったので、最初からマイペースで走り、レースを楽しみました。重要なことは世界記録保持者の私が、タイトルの掛かったレースに勝てることを示したことです。10000mでももっとやれたのに・・・消極的になりすぎました。」

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(望月次朗)

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