shot
 
NEWS
 

女子優勝コメント集

100m、シェリー−アン・フレイザー(ジャマイカ、23歳)

「準決勝の記録から、決勝はさらに早くなると予想できた。優勝の『鍵』はスタートだと思っていた。完璧なスタートを切れた。優勝も10秒73のタイムにも驚いていない。素晴しい結果はコーチのおかげです。」

200m、アリソン・フェリックス(USA,24歳)

「2連覇できてこれ以上の喜びはない。勝つためハードトレーニングを消化してきたことが報われた。キャンベルのスタートが良かったが、後半の走りに自信があった。この由緒ある歴史的なスタジアムで優勝できたことは、大阪大会の優勝とまた違ったもの。」

400m、サンヤ・リチャーズ(USA,24歳)

「私にとって、ここで勝った意味は大きい。自信があったが勝ってホッとした。やっと大きなタイトルを獲得できた。これまでのハードトレーニングが報いられて今季世界最高記録も出た。これまでプレッシャーに弱かったが、この勝利で強いランナーに成長できた」












800m、キャスター・セメンヤ(南ア、18歳)

(男女性を問われ、大会前から大騒ぎになったため、南ア協会が決勝後の記者会見をキャンセルしたためコメントなし。以下は準決勝後のコメント。)初めての国際大会。ベストを尽くします。作戦は先頭に立ち、それからペースを落とす。ほかの選手を先にやってからゴール前にペースアップ。サッカーが大好き、ポジションは左サイドバック。走ることは単にゲームだと思っている。来年、止めたかったら走ることを止めるかもしれない。

1500m、マリヤム・ユスフ・ジャマール(バーレン、25歳)

「レースそのものが良くなかった。レースは大混乱。押し合いへし合い大変なレースだった。誰かが転倒すると他のランナーも極端にナーヴァスになる。中側から前を抜くものではない。1位になってもすっきりしない金メダルです。」

5000m、ヴィヴィアン・チェルイヨット(ケニア、26歳)

「長い間ケニア選手がこの種目で優勝から見放されていた。大阪大会で2位、今日勝って世界チャンピオンになってこれ以上の喜びはない。10000mで同僚のマサイがエチオピア勢を破って優勝したのに勇気付けられた。ケニア勢復活。とにかく速いペース展開をして、最後の100mに全力を尽くした。」

10000m、リネット・チェプクウェモイ・マサイ(ケニア、20歳)

「勝ったなんて信じられない!優勝は夢のようだ!最後のスプリントでエチオピア勢と争って最後までギブアップしなかった。強力なエチオピア勢に勝つため、ケニア選手のチームワークが効果的だったと思う。」












マラソン、白雪(中国、21歳)

「最初の世界選手権、2度目の国際大会出場経験で優勝したことは大変光栄です。大会前の数週間青海省の高地訓練場ドーハで練習してきた。レース前、優勝は全く考えていなかったが、自己のベストを尽くすだけだった。ロンドン五輪優勝を目標にします」

100mh、ブリギット・フォスター−ヒルトン(ジャマイカ、35歳)

「ファンタスティック フィーリング!ゴールの瞬間、目を閉じていたので勝ったかどうかわからなかった。しばらくして2位のプリスチラに『優勝よ!』って言われた。パリ大会で2位、北京で失望して引退まで考えたが、やっと念願の優勝をできた。世界チャンピオンになった実感がわかない。」

400mh、メライン・ウォーカー(ジャマイカ、26歳)

「優勝、記録的にも大会新記録、今季世界最高記録で優勝した。すべてが整い最高のレースができた。この日のレースを待っていた。決勝レースこそ最高の条件になるから記録も狙えた。ボルトの仰天する世界新記録に影響されたが自分のレースをすることを心がけた。ジャマイカ選手として誇りに思います」

3000mSP、(スペイン、34歳)

「ガルキナと併走したとき、彼女の呼吸、表情が苦しそうだったのでメダルチャンスがあると思った。この優勝は競技人生の中でもっとも大切だ。来年地元開催の欧州選手権でも優勝したい。バックアップしてくれた家族、コーチ、練習仲間と優勝の喜びを分かち合いたい」

4x100m、ジャマイカ

「ベイリー:優勝はジャマイカ、自分にとって大きな意味がある。スチュワート:男女のリレーチームが優勝したのは大変にうれしい。フレイザー:これで金メダル2個獲得できてワンダフル!」

4x400m、USA

「フェリックス:負ける気がしなかった。デミュス:デビー、アリソンらが大きなリードで走ったので、気持ちよく自分の仕事ができた。リチャーズ:第1走ですでに大きくリード。われわれのチームは驚くべき大差で完勝した。」

走り高跳び、ブランカ・ヴラシッチ(クロアチア、26歳)

「2.04mで優勝できるとは予想していなかった。優勝争いはもっとバーが高くなると予測していた。試合中は自分のジャンプに集中していた。2.04mの高さの意味はない。もし、自己新記録だったらもっと喜べた。試合は完璧、自分のすべてを出せた。」

棒高跳び、アナ・ポゴウスカ(ポーランド、28歳)

「私が優勝したなんて、私自身も世界中の人たちも驚いている。もし、今朝『あなたは優勝するだろう』と言われたら、ただ笑って済ませたろう。もし、ポーランド選手が世界チャンピオンになったら・・・、夢としか思えないことが現実に起きました。」

走り幅跳び、ブリトニー・レース(USA,22歳)

「決勝までの3日間、自分のジャンプを研究してきた。初回のジャンプでコーチから助走のスピードを上げるように指示された。3回目(7.10m)のジャンプ後でも、集中力を切らなかった。ロシア選手の一発を警戒した。わたしはまだ22歳、プロになって最初の年。これから練習だけに専念できる。」











三段跳び、ヤルゲリス・サヴィエネ(キューバ、25歳)

「この勝利を私の家族、最近なくなった祖母、キューバ国民、グアンタナモ、ピナール・デル・リオに捧げたい。最初うまく跳べなくてナーヴァスになったので、自分で落ち着くように自己暗示した。今日は記録よりも勝つことが大切。」

砲丸投げ、ヴァレリー・ヴィリ(NZ、25歳)

「選手権を防衛したので満足です。地元の声援を受けてクレイナートが迫ってきたが、それほど心配しなかった。ドイツの観客は陸上競技、砲丸投げに詳しく、最高の舞台で優勝したことは大変に嬉しい。」







円盤投げ、ダニ・サムエルス(オーストラリア、21歳)

「私は3年前のジュニア世界選手権で優勝してから一般女子としてそれほど投げた経験がない。昨年、一般女子で投げ始め、年の差で結果は良くなかったが、今大会にタイミングよくあった。ロンドン五輪までに70mを投げるのが目標だ。」

ハンマー投げ、アニタ・ヴォルダチク(ポーランド、24歳)

「2回目の投擲で世界新記録を出したので、大観衆のバックアップを受けて2位になったヘイドラーでも抜けないと思って力を抜いた。ボルトの出場したリレーなどを見学。残りの試合時間を十分に楽しんだ。もっと世界記録を伸ばす自信がある。」

槍投げ、ステフィ・ネリウス(ドイツ、37歳)

「まさか優勝したとは!感激のあまり言葉もない。観衆、コーチ、フィジオらのバックアップに感謝したい。地元、家族、友人、大観衆の目の前で優勝するなんて信じられない夢が実現した。06年欧州選手権では最後の投擲、今回は最初の投擲の記録で勝った。」

7種目、ジェシカ・エニス(イギリス、23歳)

「800mの前、ドブリンスカのポイントが迫ってきた。全力を尽くして走った。昨年、疲労骨折で五輪出場をフイにした苦い経験があった。その反動から、夢にまで見た世界選手権優勝が目標だった。プレッシャーがあったが優勝してホッとした。」






20km競歩、オルガ・カニスキナ(ロシア、24歳)

「レースはすべて計画通りに行った。全天候に備えた練習を消化してきたので対処できた。暑かったので記録は出なかったが、勝つことが重要だ。最初の5kmを過ぎてからトップに出て、歩行テクニックに集中してマイペースで歩き続けた。」

 
(09年月刊陸上競技10月号掲載)
(望月次朗)

Copyright (C) 2005 Agence SHOT All Rights Reserved. CONTACT