shot
 
NEWS
 

男子走り高跳び戸邊直人が銅メダル

7月22日、大会4日目、これまで女子10000m競歩で岡田が3位になってメダル獲得1だったのが、この日だけで一挙に男子選手が金1を含む4個のメダル獲得。世界が驚いた。その先鋒を切ってメダル獲得の「流れ」を作りだしたのが、男子走り高跳びの戸邊直人(筑波大)。今シーズン自己ベスト記録の2.21mを3回目に飛んで3位。これで一挙に、メダル獲得に火がついた。長年、このような取材をしてきたが、このように短時間に連続して日本人選手のメダル獲得の快挙を目撃したのは初めての経験。

―今大会が世界ジュニア2回目。前回と比較してどんな印象でしたか。
戸邊―前回と比較して精神的にかなり余裕を持って試合に臨むことができました。前回は一人で出場、10位だったのですが、今回は衛藤昂(鈴鹿工業高専)くんと一緒だし、メダル獲得ができて大変に嬉しいです。

―試合の感想は。
戸邊―調子は良かったのですが、初めはそれほど調子が良いと感じなかったのですが、跳躍ごとに良くなってきました。2.21mを跳んでから、バーが24に上がったので自己記録(2.23m)を狙っていました。

―メダル獲得が目標だった?
戸邊―今回はメダル獲得と自己記録更新が目標だった。

―2.21m最後の跳躍前、両手でなにかを拝むようなポーズだったが、あれは神頼み?
戸邊―後にも先にもあれが最後のジャンプですから、集中力を高めていました。

 
(10年月刊陸上競技9月号掲載)
(望月次朗)

Copyright (C) 2005 Agence SHOT All Rights Reserved. CONTACT