「Dansk」

望月次朗/SHOT 240mmx250mm/ モノクロ87枚,本文96ページ
ハードカバー / 錦明印刷

モノクロ写真集 「Dansk」（デンマーク語でデンマーク人の意味）は、ショットパリ在の望月次朗が、1970−80年前半に拠点にしていたデンマークの農村風景、文化人、日常の素顔、移民スラム居住の人々にスポットを当てて4部構成でまとめたものです。

北極海に面した小さな村の牧歌的な生活。美しく厳しいデンマークの四季と農村風景。

デンマークの誇る多方面に活躍した芸術家たちのプライベートな空間に見られる素顔は、若さにものを言わせてアポイントなし取材を敢行して撮影したもの。にもかかわらず、かれらの古き良きおおらかさ、好奇心、協力的な厚遇を受けて進めることができたプロジェクトです。

折に触れてコペンハーゲン市内を散策、チボリ公園、野外ポップコンサートなど、デンマーク人の日常的な風景のキャンディット。

現在は撤去されて消滅した閉鎖的な阻害された移民スラムを戸別訪問。そこだけにある全く異質な文化背景の人達の空間に魅せられた。

写真を撮られた人たちは、有・無言にかかわらず、「なぜ、撮るの？」とごく自然に疑問を持った。

「いつか本にまとめたい」と返答を繰り返して約束してきた。

あれから30数年、遅まきながらやっと念願の「本」と言う形で約束の一部を果たせたような気がする。

2011年、デンマーク出版社がカルスバーグ財団の支援を受けて、文化人の写真集出版、写真展を開催。ほぼ同時に、コペンハーゲン市博物館が主催する移民の人たちの写真も偶然に展示されることになった。

発売価格は4500円（送料別）となっております。

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