shot
 
NEWS
 

望月次朗「ハイレ ゲブラシェラシェ」写真集発刊お知らせ













タイトル:Haile Gebrselassie, Emperor of Long Distance
副題、Haile Gebrselassie in his own words


そもそも本にまとめることを思いついたのが数年前。ハイレを最初に撮影したのは1991年アントワープで開催された世界クロカンのジュニア。それから現在までかなりの量の写真から500点ほどにまとめてハイレに見せたところ、非常に乗り気でいいものを作ってくれと言ってきた。ハイレの世界選手権、五輪、多くの世界クロカン、GP,世界新記録更新を目撃、取材した瞬間の写真はもとより、1995年エチオピアに来てハイレの日常生活を取材。2000年以後、頻繁にエチオピアを取材をする密接な関係になり、過去10年間はハイレ宅に滞在。ハイレがケネニサ・べケレと言う若いライヴァルに敗れ、トラックから見事にマラソン・ランナーに転向する日常生活から、2度にわたって世界新記録を更新する過程などを含む、通常の取材より多方面にわたり、全く制限のない公私に渡り自由にカメラを向けることを許された。

ご存知のようにハイレのキャリアはまだ終わっていない1991年ごろから今日まで20年以上の長期にわたって800mからマラソンまでの幅広い活動、世界のトップランナーとして君臨しているのはまさに奇跡的な稀有の存在だ。かれのライヴァルたちはとうの昔に引退、現在のライヴァルたちは少なくとも10歳若いランナー達と真っ向から対抗している。ハイレは世界のトップランナーとして厳しい自己管理を過去25年変えることなく精進、家族、ビジネスマンとしても大成功を収めている。

かれのビジネスは銀行の大株主、8階建てのビル2棟、不動産、2学校、映画館、フィットネスセンター、国内最大クラスの4星ホテル。韓国の現代社の車(Hyundai)、トラックなどの輸入元、最近始めたのは15000エーカーのコーヒー園など、総勢800人以上を雇う社長業も超多忙だ。詳しくは聞いていないが、年間の事業は数10億円の規模だ。それでも練習は、20数年前から走ることがビジネスより最優先されている。かれの人気度は国内一。やがては政界に進出するだろうと言われている。

文章はすべて英文のみ。ハイレが年を追ってレース結果の表と彼がレース、エピソードを選択してかれの言葉で説明がある。本のディザイナーはイタリア人、印刷もイタリア。写真は約220枚、ハードとソフトカヴァーで全約150ページ。20013年1月末か2月初めに完成予定。

 

Copyright (C) 2005 Agence SHOT All Rights Reserved. CONTACT