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ロンドン・マラソン2019
キプチョゲ
無敵の「10連勝」
パフォーマンス世界歴代2位の2時間2分37秒

史上初めて3人が2時間4分突破
2位ゲレメウが世界歴代2位 2時間2分55秒
3位ワシフンは世界歴代7位 2時間3分16秒

 第39回目を迎えたロンドン・マラソンは4月28日、英国の当地で行われ、34歳のエリウド・キプチョゲ(ケニア)が自身の持つ世界記録(2時間1分39秒)に次ぐパフォーマン
ス歴代2位、大会新記録の2時間2分37秒で快勝し、マラソン連勝を節目の「10」とした。

2位のモシネット・ゲレメウ(エチオピア、28歳)も自己ベスト(2時間4分00秒)を大幅に短縮し、史上3人目の2時間3分突破、世界歴代2位となる2時間2分55秒をマーク。
3位のムレ・ワシフン(同、26歳)も世界歴代7位の2時間3分16秒と、史上初めて同一レースで3人が2時間4分を切る超高速レースとなった。地元の英雄、モハメド・ファラー(36歳)は5位にとどまった。
 女子は25歳のブリジッド・コスゲイ(ケニア)が世界歴代7位の2時間18分20秒で初優勝。昨年10月のシカゴ(2時間18分35秒)に続いて、2時間18分台でマラソン2連勝(6勝目)を飾った。
連覇を狙ったヴィヴィアン・チェルイヨット(ケニア、35歳)は2時間20分14秒で2位、
21歳のロザ・デレジェ(エチオピア)が2時間20分51秒で3位に続いた。
日本からワコールの2選手が出場し、安藤友香が2時間26分47秒で13位。15位だった一山麻緒が2時間27分27秒をマークし、3月上旬の東京(2時間24分33秒)との2レース合計で「2時間28分00秒」のワイルドカード条件をクリア。9月15日に控える東京五輪代表選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ」への出場権を獲得した。

 
(月刊陸上競技2019年6月号掲載)
●Text & Photos / Jiro Mochizuki(Agence SHOT)

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