34年ぶりの東京開催、国立競技場を包んだ興奮とドラマ
2025年9月13日から21日までの9日間、東京の国立競技場は、34年ぶりとなる世界陸上競技選手権大会の舞台として、連日熱狂の渦に包まれました。
「東京2025世界陸上」と銘打たれたこの大会は、アスリートたちの限界を超えたパフォーマンスと、手に汗握る数々のドラマを生み出しました。
世界中のトップ選手たちが己のすべてを懸けて戦う姿は、一瞬たりとも見逃せない感動に満ちていました。
男子100mでは、世界最速の座を争うスプリンターたちが火花を散らし、連覇を狙うノア・ライルズ（アメリカ合衆国）が男子200mで圧巻の強さを見せつけ、4連覇を達成する歴史的快挙を成し遂げました。
一方、男子棒高跳では、記録を塗り替え続ける「鳥人」アルマンド・デュプランティス（スウェーデン）が、その度に国立競技場に大歓声とため息を巻き起こしました。
また、日本代表「チームJAPAN」の活躍も目覚ましく、地元開催の重圧を力に変える選手たちの奮闘は、日本中に感動を届けました。
大会序盤、男子35km競歩では勝木隼人が力強いレース運びを見せ、見事に日本勢初のメダルとなる銅メダルを獲得。
女子20km競歩でも藤井菜々子が日本新記録を樹立して銅メダルに輝き、日本の競歩の強さを世界に証明しました。
トラック種目でも、男子400mで予選で日本新記録をマークした中島佑気ジョセフが決勝で6位入賞を果たし、新たな日本のエースとして覚醒を印象付けました。
男子110mハードルでは村竹ラシッドが5位入賞、男子3000m障害では三浦龍司が8位入賞と、未来につながる確かな成果を残しました。
女子長距離では、驚異的な走りで話題をさらったベアトリス・チェベト（ケニア）が女子10000mで金メダルを獲得し、長距離界の新たな女王として君臨。
女子1500mでは「世界一速いママさんランナー」フェイス・キピエゴン（ケニア）が力強く連覇を達成するなど、各国のトップアスリートが東京の地で世界の頂点を目指しました。
本フォトギャラリーでは、そんな数々の名シーンの中から、選りすぐりの一瞬を切り取りました。
選手の緊迫した表情、記録更新の瞬間に爆発する喜び、そしてメダル獲得の感動の涙――。国立競技場の熱気と歓声が蘇る、迫力ある写真の数々をぜひご覧ください。
