東京マラソン2026が開催され、約3万8千人のランナーが都心を駆け抜けた。世界トップレベルの争いに加え、日本勢の五輪代表争いにも注目が集まる大会となった。
男子は、エチオピアのタデセ・タケレが2時間3分37秒の好タイムで優勝し、大会2連覇を達成。
安定したレース運びで世界の強さを改めて示した。
日本勢では、日本記録保持者の大迫傑(リーニン)が2時間5分59秒で日本人トップの12位に入り、存在感を見せた。前日本記録保持者の鈴木健吾(横浜市陸協)は2時間6分9秒で13位と続いた。
また、初マラソンとなった工藤慎作(早大)は、堂々の2時間7分34秒をマーク。
日本人5位の20位に入り、今後への期待を感じさせる走りを見せた。
この結果、日本人3番手の市山翼(サンベルクス)、同4番手の近藤亮太(三菱重工)、同6番手の藤村共宏(スズキ)を含む計5人が、2028年ロサンゼルス五輪代表選考会となる2027年マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場権を獲得。
日本男子の五輪代表争いは、ここからさらに激しさを増していく。
女子は、ケニアのブリジット・コスゲイが2時間14分29秒の大会新記録で優勝。世界屈指の実力を示す圧巻のレースとなった。
日本勢では、今年度限りで現役引退を表明している細田あい(エディオン)が2時間23分39秒で日本人トップの10位。
ラストレースイヤーに意地の走りを見せ、長年日本女子マラソン界を支えてきた実力を改めて印象づけた。
世界のトップ争いと、日本勢の世代交代・五輪代表争いの両面で見どころの多い大会となった東京マラソン2026。2027年MGC、そして2028年ロサンゼルス五輪へ向けた戦いは、すでに始まっている。
写真:左から最後まで優勝争いを繰り広げたジェフリー・トロイティチ(ケニア),タニエル・マテイコ(ケニア),タデセ・タケレ(エチオピア)、アレクサンダー・ムティソ(ケニア)
©Agence SHOT(松永和章)

